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【C.G.コーン】1888年にアメリカ初のサクソフォンを製造したC・G・コーン社。
コーンらしい芯のある野太いサウンドは、現在でもジャズプレイヤーに根強い人気を持っています。
楽器製造だけにとどまらず、全盛期の1920年代には「すべての中学校にブラスバンドを設置する」など、管楽器を軸に据えた文化の創造にまで関わっていました。
日本だとヤマハのような存在に近いでしょうか。
コーンの野望の一つに「管弦楽団のリードセクションをすべてサクソフォンに置き換える」というプランがあり、C.Fをキーにした、Cソプラノ、Fメッツォ、Cメロディー(ソプラノ、アルト、テナー)など色々なサクソフォンが作られました。
【26M Ⅷ】
コーン全盛期の1930年代後半から生産されたモデルで、スタンダードモデルである6Mをベースに、プロフェッショナルの上位モデルとして作られました。
26Mは生産本数が極めて少なく非常に入手が困難なうえに最盛期のVIIIスタンプがある26Mです。
各キーに取り付けられたキィの高さを微調整できる【permadjust(パームアジャスト)】と呼ばれるメカニズムや、サイドキーのキャップ部分が銀製になっています。
左手テーブルキーの形状や角度も改良され、操作性が上がりました。
このように上位機種だけにあり26Mには6Mにない仕様が色々と施されております。
●VIIIスタンプ
VIIIの刻印は楽器の質が高く、出来が良いとされ人気があります。
そして色々なシステムが搭載されています。
●魅惑のロールドトーンホール
パッドが当たる縁が丸く外側にロールドして(巻いて)あり、タンポの密着性が上がります。
現在のサックスに多いストレート・トーンホールとは音色も変わります。
【状態】
前オーナー様の時から、ヴィンテージサックスにみられるレゾネーターが小さいタンポがついておりました。
より当時のサウンドを感じていただきたく、新品のタンポには交換せず調整のみ行っております。
破れではございませんが若干はげているタンポが数か所。
管体、ネックともに凹みはございません。
●ネック
ネックはCONN純正ではなくGloger(グローガー)製です。
オランダの管楽技術者である Karsten Gloger(カーステン・グローガー)氏が製作する高級ハンドメイドサックスネックです。
奏者の要望に応えるため、すべてのパーツがハンドメイドというこだわりで1本1本が時間を掛けて丁寧に製作されています。
氏の長年の経験とノウハウを活かし、MkVIなどのヴィンテージサックスのネックカーブなどを見事に再現しています。
現代の楽器が操作性を追究し、そこに至るまでに失われてしまった魅力が沢山詰まっています。
そして何より製造から半世紀以上80年近く経ち、こうして当店に巡ってきたのは今までのオーナー様の愛でしょう。
コーンらしい太く柔らかくしっとりとしたサウンドで、明るすぎず、暗すぎず…絶妙な塩梅です。
よみがえるヴィンテージサウンドをご堪能ください。
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Specifications
メーカー/機種 | Conn // 26M Ⅷ
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調子 | E♭
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ラッカー | オリジナルラッカー
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ブースター | メタルブースター
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ネック | Gloger(グローガー)製
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刻印 | VIII stamped(管体)
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製造番号 | 304***
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彫刻 | Lady Face
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付属品 | ケース |