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Review
シンセサイザーで有名ばモーグと共同開発したアクティブサーキットを搭載し77年に発売されたRDシリーズ。こちらのRD Customは積極的なメイプル材の使用やアクティブ回路によるサウンドは、現代においてもギブソンの範疇を大きく超えた個性的なサウンド。たった2年と短命に終わりその後もギブソンから完全なリイシューは発売されておらず貴重モデルです。こちらは初年度の77年製。近年は椎名林檎氏の使用でも話題になっています。ギブソン初の25.5インチスケールを採用したモデルとしても知られています。ボディ、3-ピースネック、指板のすべてにメイプルを採用したギブソンの中でも一際異彩を放つサウンド。メイプルらしいクリアでアタック感のある、締まった低音の硬質なサウンド。オーバードライブはもちろん、深めのディストーションでもコントロールしやすいと言えます。
コントロールは2-ボリュームに加え、ベース/トレブルコントロール、白のトグルは3wayのピックアップセレクター、黒の2wayスイッチは高域を強調するトレブルサーキットのon/off。一転トレブルサーキットはクリーンではタイトなカッティングが心地よいドンシャリサウンド。
ピックアップにはパテントナンバーが刻印された通称ナンバードPAFを搭載。ペグはGIBSONの刻印が入ったシャーラーOEMによるロトマチックタイプ。
フレットは現代からすると少し低めですが、目立ったへこみはなく、すり合わせ後、もしくはいわゆるフレットレスワンダー仕様とも見て取れます。音詰まりはございません。ネックはほぼストレート、ロッドも余裕あります。ボディトップに薄くステッカー痕、指板の塗装はげ、そのほか全体の傷、打痕などございますが製造年から考慮すると綺麗な状態かと存じます。電装系もこの年代ですと不備のあるものが多いですが本個体は良好。ポット、ピックアップセレクターにガリは無く、トレブルサーキットスイッチは構造上か、切り替え時にパチッとノイズがある場合がありますが演奏中では気になるレベルではありません。社外ハードケース付属。
ギブソンの歴史の中でも異彩を放つ本機、個性はギタリストにおすすめしたい1本です。
Specifications
Year | 1977
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Conditon | B+ 通常使用する用途において問題なし
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Body | Maple
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Neck | Maple
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Fingerboard | Maple
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Scale | 25 1/2inch (648mm)
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Frets | 22
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Pickups | Numbered P.A.F.
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Machinehead | Shaller
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Weight | kg
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