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Review
Van Zandt(Vanzandt)は元々は80年代に発足し、スティーヴィー・レイ・ヴォーンやエリック・ジョンソンなどの名だたるギタリストたちに愛用されその名を世界に知られたピックアップメーカーでした。90年代初頭には「ヴィンテージを超えたヴィンテージ」とまで言われる高品質のハンドメイドピックアップの性能を最大限に活かすギターを目指し、「Vanzandt」のブランド名で日本国内の工房によるギターの生産が開始されます。
熟練の職人により手作りされるギターは、世界的に高く評価されています。
今回入荷した中古品は2016年製、ネックにはフレイムメイプルを採用したプレミアムな一本です。
指板にはスラブ貼りのマダガスカル・ローズウッドを採用、ニューハカランダと言われるこの木材は硬質なゆえに突き抜けるようなレスポンスの良さと素晴らしいトーンを持ち合わせています。
ピックアップには、ワイヤーの巻き方を従来機より緩めに巻いたLess Pressure P.U.を搭載しており、ピッキングニュアンスに忠実なレスポンスの良さとエアー感を含んだサウンドが特徴です。Blues Set とローゲインなピックアップですが、ウッドマテリアルが持つ芳醇な倍音成分をそのままに拾い上げている印象で、歪み乗りの気持ち良いニュアンスです。
非常に薄くデリケートなラッカーフィニッシュという事もありますが、ボディの塗装は打痕や弾き傷、木部が露出した部分があります。ある意味では十二分に弾き込まれた証拠とも言え、ビンテージさながらのこなれたサウンドをお楽しみいただけます。
フレットは大きな凹みもなく8割以上の残量、トラスロッドもほとんど締め込まれておらず、今後も末永くご愛用いただける良好なコンディションです。
オリジナルのソフトケース、トレモロアームが付属します。

written by
Shogo Wakashima
Specifications
Body | Alder 2P
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Fingerboard | Madagascar Rosewood
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Scale | 25.5” (648mm)
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Radius | 210R
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Finish | All Nitrocellulose Lacquer
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Pickups | Blues Set (Less Pressure P.U.)
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Weight | 3.460kg
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Case | GIG Bag |