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ジェイムズ・L・ダキスト(James L. D’Aquisto:1935-95)は卓抜した製作技術に加え、豊かな創造性をあわせ持った不世出のギタービルダーとして、彼の名前は作品とともに語り継がれています。ダキストは1952年より名匠ジョン・ディアンジェリコのもとで修行を積み、ディアンジェリコ没後の1965年より工房を継承。ディアンジェリコより引き継いだ物に独自のアイディアを加えた数々の個性的なギターを作り出しました。
日本では荒井貿易がパテントを有し、国内工場に製作を委託し販売されていたダキスト。
今年度の初頭よりその生産は終了し、国産の高い技術を持って製作されたダキストは市場から姿を消していっています。
そういった意味でもこれからより貴重な存在になっていくであろう、DQ-JZのUSEDが入荷しました。
状態は良く外装も非常にきれいです。
最初からエレクトリックとしての使用を前提としてデザインされたのがジャズラインモデル。
ウォームなサウンドを出すには単板よりも合板のほうが良いという考えであったため、豊かな木目の入ったフレームメイプルの合板をボディ材に使用し、ピックアップはトップに直に取り付けられています。とりわけ、ジャズギタリストのジム・ホールがこのモデルの愛用者として有名で彼の好みであったバインディングまで着色した独特のフィニッシュが特徴です。
Specifications
Body | 16″ width Full Acoustic with Ivory Maltiply binding
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Body thickness | 2-1/2″
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Top | Laminated Flamed Maple, pressed arch
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Back | Laminated Flamed Maple, pressed arch
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Sides | Laminated Flamed Maple
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Neck | Maple
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Fingerboard | Ebony with Ivory binding
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Frets | 20F
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Scale | 24-3/4″
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Pickups | Original Metal Covered Humbucking
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Controls | 1 Volume, 1 Tone
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Bridge | Ebony, height adjustable
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Tailpiece | Ebony
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Machineheads | Gotoh SG301 with Ebony Keys
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Finish | N(Natural)
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