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Review
MadeinJapanの技が光る、齋藤楽器工房のファクトリーブランド「SAITO GUITARS」。高い演奏性や、必要以上にハンドクラフトに固執しない効率的な製作フローによるコストパフォーマンスなど、多くの魅力があるブランドですが、ショップの要望に応え様々なカラーリングを展開するのも特徴の一つ。
今回はこれまでに弊店スタッフが考案してきた人気のカスタムカラーを、新たな仕様で復刻いたしました。
「Ptarmigan」とは鳥のライチョウのこと。
姉妹店であるBlue Guitarsが所在する富山県のシンボルとして県鳥にも制定されている「ライチョウ」。寒冷な高山地帯に生息し、夏の茶色の羽根から冬は白色の分厚い羽根に生え変わる様子からイメージを得ています。
本器はSAITO GUITARSより新たに発売されたニューモデルの内の一本、S-624MS/Phase2。
ボディデザインの24 Modern Styleは24フレットに合わせてデザインされた新しいボディシェイプ。どんなギターから持ち替えても違和感のない、体に馴染むデザインなのは勿論。22フレットのS-Seriesに比べ、ホーンが鋭くなっておりシルエットもすっきりしていてモダンな仕上がりです。
アーチトップ形状は全てマシニング(機械での加工)にて成形され、抱えた際のフィット感と均一なボディの鳴りを目的としています。1弦側カッタウェイは違和感の無い程度に深く加工されており、ジョイント部の厚みを落とすことなくハイポジションの演奏性を向上させています。フレットの処理も流石の一言。
同工房にて製作される手巻きのピックアップ「SAYTONE」も素晴らしく、このプライスでは考えられない高次元のバランスを獲得しています。
アッシュボディに、ハードメイプルネック、インディアンローズウッド指板とシンプルなコンストラクション。
ハードウェアカラーはブラックで統一。
S-624MSはこの度のPhase2よりブリッジも変更。各弦が独立した設計になり、ダウンチューニングでのプレイ時に気になる余計な共振を最小限に抑えています。
ファンフレットの恩恵は様々ありますが、ダウンチューニング時の各弦のテンションバランスは特に大きな要素。シビアに対応するフレッチングは、ジャストピッチによるクリアな和音を実現し、深い歪みの中で潰れることのないソリッドな音像を実現。もちろんレギュラーチューニングでもその効果は充分に発揮します。
コントロールは1ボリューム,1トーンに3wayのブレードスイッチ。トーンポットのPUSH-PUSHでピックアップのコイルタップが可能となっています。
先のマシニングで成形されるアーチやボディ外周も含め、必要以上にハンドクラフトに固執せず効率的な製作フローを見出し、このコストパフォーマンスを実現しています。ただし、木材やパーツには一切妥協せず、あくまで製作工程の無理無駄を排除した結果、このコストパフォーマンスを獲得。
楽器としての素晴らしさはもちろん、道具としての頑丈さも持ち合わせ、ライブやレコーディングはたまた個人の趣味と多岐にわたって活躍するポテンシャルを持つSAITO GUIATRS。ぜひご検討くださいませ。
Specifications
Body | Light Weight Ash 2P
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Neck | Hard Maple
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Finger Board | Indian Rosewood
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Scale | 648mm-673mm 24F
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Tuners | GOOTH SG381-MGT
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Bridge | SAITO HTI Bridge
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Hardware Color | Black
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Pickup Layout | HH
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Pickup (Neck) | Sledge a
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Pickup (Brdge) | Bore Up
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Control | Volume, Tone(Push-Push/Coil-Tap), 3way-selector
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Weight | 3.349kg
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Case | Gig Bag |