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サウンドメッセ in OSAKA 2019のショーモデルとして製作されたカスタムカラーのS-622。カラー名の「Saba」はまさしく"鯖"をイメージしたフィニッシュ、メタリックなカラーを基調としつつも見事なグラデーションで独自の雰囲気を醸しています。アバロンのポジションマークにゴールドパーツも相まって高級感のある一本です。
Made in Japanの技が光る、齋藤楽器工房のファクトリーブランド「SAITO GUITARS」のS-622。
クリアで透明感のあるクリーントーンとソリッドながら細やかなダイナミクスにもシビアに反応するドライブサウンド。サウンドや演奏性は現代の多様な音楽シーンにマッチする高い汎用性を獲得しています。
オーソドックスといってよいS-622のボディシェイプは、若干小振りにされたアウトラインと、エルボーコンターの無い、緩やかなアーチトップが大きな特徴です。アーチトップ形状は全てマシニング(機械での加工)にて成形され、抱えた際のフィット感と均一なボディの鳴りを目的としています。1弦側カッタウェイは違和感の無い程度に深く加工されており、ジョイント部の厚みを落とすことなくハイポジションの演奏性を向上させています。フレットの処理も流石の一言。同工房にて製作される手巻きのピックアップ「SAYTONE」も素晴らしく、このプライスでは考えられない高次元のバランスを獲得しています。
そして、着色はトップ面のみにとどめ、サイドバックを木材の質感を活かしたアッシュナチュラルに統一することで、従来のソリッドギターとは一味違うカジュアルさを演出しつつ、先のマシニングで成形されるアーチやボディ外周も含め、必要以上にハンドクラフトに固執せず効率的な製作フローを見出し、このコストパフォーマンスを実現しています。ただし、木材やパーツには一切妥協せず、あくまで製作工程の無理無駄を排除した結果、このコストパフォーマンスを獲得していますので、安心してお使いいただけます。
▼本器の特徴
・選び抜かれた軽量なセレクテッド・アッシュをボディ材に使用。
・フィニッシュカラーはショーモデルならではのスペシャルカラー「Saba」に、マッチングヘッドにゴールドラインロゴ、全体をゴールドパーツで固めショーモデルに相応しいカスタムスペック。
・2ハムのピックアップは、Sledge α-Bore Up。トーンポットのPUSH-PUSHでピックアップのコイルタップが可能となっており、へヴィネスとバリエーションを持たせています。
・ポジションマークはアバロン・ドット、サイドポジションにはルミインレイを採用し視認性にも優れた実用的なセレクト。
※サウンドメッセ in OSAKA 2019に展示予定の商品です。ご注文いただいた際はイベント終了後の発送となりますので、あらかじめご了承くださいませ。
Specifications
Year | 2019
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Scale | 647mm 22F
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Body | Carved Top Ash 2p
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Neck | Hard Maple
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Finger Board | Hard Maple
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Frets | Jescar FW51100-NS Nickel Silver
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Peg | Gotoh SD91 MG-T
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Bridge | Gotoh 510T
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Pickup type | HH
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Front Pickup | Sledge α
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Rear Pickup | Bore up
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Contorol | Volume. Tone(Push-Push/Coil-Tap). 3way-selector
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Finish | Saba(Open Pore)
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Case | Hard Shell Case
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Weight | 3.239kg |