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2007年製 Taylor 814ce ES1 Pickupエレクトロニクスを通した時と純粋な生のサウンドのバランスが非常によく取れており、
独自のシステムを採用することで高いプレイアビリティも実現している人気ブランド、Taylor Guitars。
今回は2007年製の814ceが入荷いたしました。
シトカスプルース・トップにインディアンローズウッド・サイドバック、ネックにマホガニーを採用。
古くから親しまれるトーンウッドが使用されることにより、より”生”のサウンドにリアリティが増しています。
特に中〜低域のサウンドに粘りがあり、サラッとしすぎない印象でトラディショナルなサウンドへもアプローチできます。
コードストローク時の非常に纏まりのあるサウンドは健在。
ある程度弾き込まれた個体で高域の倍音成分も綺麗に出ており、ナチュラルなリバーブ感も気持ちの良いサウンドです。
1999年に発表されたNT Neckを採用。長く使用するにあたり気になるのがトップ板の変形やネックのハイ起き。
通常では修理に大変な作業が必要になりますが、NT Neckが採用されたTaylor Guitarではジョイント部分のV字型の部分と、
フィンガーボード下の四角い接合面にマホガニー製の薄い板状のスペーサーを挟むことによって0.数ミリ刻みで弦高やネックのジョイント角度を微調整でき、
常に高いプレイアビリティを実現できます。今後のトラブルにも問題なく対応でき、末永く愛用できるのも嬉しいポイントです。
2003年以降のTaylor Guitarに搭載されているExpression System Pickupは弦振動を拾うネックジョイント部に埋め込まれたダイナミック・ストリング・センサーと、
表板の振動を拾うダイナミック・ボディ・センサーの異なる方式の2つのピックアップを搭載しブレンドすることにより、複雑で繊細なギター自体の鳴りを
よりリアルにアウトプットすることが可能になっております。
コンディションは大きな傷等はございませんが、バック材のブックマッチライン、ネック接合部に塗装浮きがございます。
塗装が剥がれているわけではなく、塗装の下地とトップコートの間に隙間ができている状態です。
フレットは約5割程度、トラスロッドは左右に余裕があり、固着等もしておりません。
※ナット、サドルは牛骨素材のものへ交換されています。
Specifications
Year | 2007
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Condition | B+通常使用する用途において問題無し
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Body Top | Sitka Spruce
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Body Side&Back | Indian Rosewood
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Neck | Mahogany
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Finger Board | Ebony
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Electronics | ES1 Pickup
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Weight | 2.369kg
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Case | Original Hard Case |