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タカミネギターは岐阜県にて製造される品質の高い作りで塗装も含めて堅牢性が高く、その信頼性の高さから国内外のアリーナクラスのツアーアーティストにも愛用されています。
そのためサウンドにある種の硬さを感じますが、
エレクトリックではブーストではなくカットの方向で音作りをすると好みの音色に近づけやすいでしょう。
こちらの561Cはサイドバックにマホガニーに音質特性の近いサペリを採用。
また充分なボディ容積を確保しつつ、大きさを感じさせないスマートなルックスが持ち味。
その材質と形状によるバランスに優れた明瞭なトーンは、
特にストロークを多用するフォークやロックなどアグレッシブかつエネルギッシュなサウンドメイクに大きな力を発揮します。
さらにトップバックは単板、サイドが合板という仕様。盲目的にオール単板が過信されがちですが、
近年のルシアーメイドものでもこのサイドのみ合板に拘る製作家もいらっしゃいます。
サイドの強度が高いことで音が前に飛ぶ、押し出しが強くなるといった効果があり、
本器の容積はドレッドノートと同等のため生音でも豊かな低音と音量が得られますし、通常のドレッドノートに抱えづらさを感じる方にもおすすめです。
搭載プリアンプは真空管内蔵のTDP。
サウンドメイクのコツはVOLを最大に、基本の音量はアンプ側で決めノッチつまみをゆっくり回しハウリングがなくなるポイントで止めます。
EQについてはタカミネの場合、カットの方向で音作りをすすめると好みのトーンが作りやすいです。
アンプなどの環境によってはギター側のEQを最大限カットしても 使える音 になります。
チューブ特有の温かみと飽和感がダイナミックなストロークにマッチします。
Specifications
TOP | SOLID SPRUCE
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BACK | SOLID SAPELE
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SIDES | SAPELE
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NECK | MAHOGANY
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FINGER BOARD | ROSEWOOD
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SCALE | 644mm
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NUT WIDTH | 42mm
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PRE-AMP | CT4-DX (DMP)
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POSITION MARK | ORIGINAL DIAMOND
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COLOR | BL (gloss)
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WEIGHT | 2.48kg
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CASE | HARDCASE |